Ellora エローラ
 
インドを旅する旅行者、もしくは旅をしてきた旅行者曰く「エローラよりもアジャンターの方がすごくいい!」。てなわけで、それほどは期待していなかったエローラ遺跡。ところがどっこい、私たちにとってはエローラ遺跡の石窟寺院の方がぜ〜んぜんインパクトがありました。美しい石窟寺院とそこから見る風景をアップしています。
 
 
     
  エローラ遺跡は第16窟(カイラーサナータ寺院)のみ入場料が必要と言うちょっと変わった遺跡になっています。これは第16窟で私たちを出迎えてくれた「スタンバ」と呼ばれる石柱で高さは17m。下にいる人と比べると、高さがよくわかりますよねぇ。   ラーマヤナの彫刻。これ以外にもいろいろな神話の場面の浮き彫りが施されているところがありました。「いい仕事してます!」  
         
     
  こうなるとレリーフと言うよりも、天女の彫刻を壁に貼り付けたように見えます。すごく綺麗。   基壇部分を支えるゾウの彫刻は、どれも鼻が折られていました。「宇宙を支えるゾウ」と言われているそう。  
         
     
  マハーバーラタの浮き彫り。ラーマヤナの浮き彫りの反対側の外壁に彫られていました。ほんと見れば見るほど「いい仕事」です。   ナンディ堂の「怒れるシヴァ神」。ナンディとはシヴァ神の乗り物である牛。シヴァ神に仕える神聖な動物として扱われている。このためヒンドゥ教徒は牛を食べないのだ。  
         
     
  ナンディ堂の「瞑想するシヴァ神」。こうやってシヴァ神が至る所に祀られています。   頭の部分が欠けているけれど、これが当の「ナンディ」。  
         
     
  ガネーシャ神。 富と繁栄の神様として、商店の店先には必ずと言っていいほど祀られていて、庶民に愛されています。私のお気に入りのヒンドゥ教の神様。   そんなガネーシャと一緒に記念撮影。私の体がちょっと硬くて微妙にポーズが違うのはご愛嬌と言うことで。  
         
     
  カイラーサナータ寺院の2階から見たエローラの町。なんだか映画のワンシーンのようです。   裏の岩山から見た、カイラーサナータ寺院。1つの岩山を彫って作られたといわれても、とても信じられない規模と繊細さ。  
         
     
  ゴツゴツした石窟とそれとは対照的な綺麗な花。 こうやって見るとやっぱり石窟の周りは時間が止まっているのかなぁと感じてしまいます。   めんどくさがりの私たち。第29窟までちょっと近道。。と思ったら前方から牛の集団が!!「モ〜〜〜!!」  
         
     
  それに懲りず、第30窟までの道をこれまた近道しようと試みたものの。。「これってトレッキング!?」   今度はヤギの集団に遭遇。ヤギも私たちを見て一瞬ひるんだものの「なんでこんなところにいるのよぉ」てな顔で私たちの横を素通り。  
         
     
  そして何とか辿り着いた第30窟。   「おー!未発見の石窟を見つけちゃった?」とこば。少し外れたところにあるせいか、観光客の姿も見当たらず、いたってひっそり。  
         
     
  ここのゾウの鼻は無事に残っていました。そんなゾウを見てちょっぴり嬉しくなったりして♪   第30窟〜第34窟まではジャイナ教の石窟群。これは獅子に乗る女神の像。  
         
     
  石窟の規模はカイラーサナータ寺院がピカイチだけれど、彫刻の繊細さや美しさは他の石窟も負けていません。   夕日を浴びる石窟群。石窟の歴史がまた1日刻まれようとしていました。  
         
         


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